Colabo-ya

『地域』から『学ぶ』と自己肯定感が育まれる理由

約 4 分
『地域』から『学ぶ』と自己肯定感が育まれる理由
地域の大人が夏休みの子どもの居場所を作ることで子どもの自己肯定感を育むきっかけを作ることができます。
ナツイエという事業は、地域の大人が小学校4年生以上の夏の居場所をつくりワークショップを行いながら夏休みの間、様々な体験を通して楽しく過ごしています。

夏休みを過ごす居場所が自己肯定感を育む場所にどうしてなり得るのか、以前からColabo-yaで行なっている『学びの場創出』事業について、「どういう分野なのか」「どんな効果があるのか」と質問をもらいながらもなかなか伝えられないという課題があったので1つ1つ記事という形でお伝えしていこうと思います。

『地域』と『学び』が近いと地域を知るきっかけになる


Colabo-yaの別の事業では、「市民(大人が)自分たちの住む地域の課題を解決する」というものもあります。
この地方創生、課題解決、地域ブランディングの側面をもつ事業とナツイエはどちらも、自分たちの住む『地域』を実際に知るきっかけになっています。

ナツイエでは、子どもが地域の大人からワークショップという形で様々なコトを学びます。
普段知らない地域の大人がワークショップという手段を使って子どもとコミュニケーションをル事によって、地域の大人という『媒体』を通して子ども達は地域を知り始めます。

コミュニケーションから学ぶことで『学び』が深まる


一方的に伝えるだけではなく聞き手も聞いた内容からアクションを起こすことでコミュニケーションが生まれます。
聞いた内容を「うんうん」と頷いて返すように「地域の課題を解決する」という事業では参加者が自治体の人や一般の市民から地域の背景を知る為に意見を聞いたり、自己分析をしながらより良い解決策をアウトプットしていきます。
ナツイエの場合、子どもたちは講師役となる大人から工作などのやり方を教えてもらい質問をしながら、自分たちなりに解釈をして表現をします。
子どもたちは手や口を使って表現する事で、自分の中での理解がより進み『学び』が深まっていきます。
また、ワークショップ以外に子ども大人関わらず交流ができる自由な時間があり『色々な考え方や感じ方に触れながら自分を認めて他の人の意見も尊重する』という経験もします。

『地域』を知ることで自己肯定感が育まれる


地理的だけではなくそこに住む人、風土なども含めて『地域』の要素をなします。
地域の人とのコミュニケーションをとり楽しむということは、地域を好きになる(満足する)ことになります。物理的には不足の状態であっても心的満足度が高い場合も、これに当たります。
地域の事をインタビューすると「他と比べるとないものがたくさんあるが、満足している」という趣旨のコメントをよく聞きます。
その人は、自分の住んでいる地域のないもを語れるほどに知っているし、その上で満足をしているのです。

また、自己肯定感があるということは自分という存在を認めている状態で、自分が置かれている状況、住んでいる場所にも満足している傾向があります。
地域を知りアウトプットをすることで自己を肯定する要素の1つである地域を肯定的に捉える機会が増えるのです。
自分を肯定的に受け入れられ、自分らしく生き、失敗もしながら経験を積んでいくそんな中で自己肯定感はゆっくり培われていきます。

『学びの場』で得れるもの


Colabo-yaではナツイエ を含めたくさんの『学びの場』を創り上げてきています。1つ1つの『学びの場』には大小含めたたくさんのきっかけや効果がありますが、その学びによってどんなものが得られていくのか、「居場所」や「課題解決」といった言葉では説明できないことが沢山ありました。これから丁寧に紐解いていきたいと思います。
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